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【コラム】断熱材について
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【コラム】断熱材について
今回は断熱材についての基本的な事項をご紹介します😊
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断熱材の種類
住宅に使われる断熱材には主に下記のような種類があります。
①無機繊維系(グラスウール・ロックウール)
②木質繊維系(セルロースファイバー)
③発泡プラスチック系(硬質ウレタンフォーム・フェノールフォーム)
※他に天然素材系などもありますが省略します。
①無機繊維系(グラスウール・ロックウール)

参考画像(photoAC)
グラスウールは鉱物(ガラス)を繊維状(綿のように)したもので、安価で広く普及している断熱材です。
ロックウールも鉱物(玄武岩等)を繊維状に加工したものです。
どちらも湿気に弱いというデメリットがあるため、壁体内結露を防ぐためにも気密などの知識・経験が豊富な会社に依頼すると安心です。
②木質繊維系(セルロースファイバー)

ますかわホームお客様事例
リサイクル紙(木質系原料)を繊維状(綿のように)したものです。
ホウ酸によって難燃性や防虫性を高めています。環境に優しく防音や吸音にも効果があります。吹込み工法で隙間もできにくいです。
一方で高価であること・専門業者でないと施工できないことがデメリットといわれています。
③発泡プラスチック系(硬質ウレタンフォーム・フェノールフォーム)

参考画像(photoAC)
ボード状(板状)になっていて壁に貼る方法と、壁や天井に発泡して直接吹き付ける方法の2種類があります。
特にフェノールフォームは断熱性・耐久性で非常に良いですが、価格もその分高い傾向です。
ますかわホームがセルロースファイバーを使う理由
ますかわホームでは、②のセルロースファイバーを標準に使っています。(壁・天井)
理由はセルロースファイバーの断熱性はもちろん、それ以外の「付加価値」に魅力を感じているからです。
(1)施工性…グラスウール等の断熱材は大工さんが施工するのが一般的ですが、セルロースファイバーは専門業者による責任施工です。また、専用のブロワー(吹き込み機)で吹き込む方法のため、筋交いやコンセントボックスの隙間にもみっちり断熱材を入れることができます。(断熱欠損が起こりにくい)
(2)防虫・防カビ性…ホウ酸処理されているので、虫を寄せ付けにくい。防カビにも効果があるといわれています。
(3)難燃性…セルロースファイバーは炎に触れた際、表面が炭化することで火災時も燃え広がりにくいといわれています。そのため万一の火災時に逃げる時間を稼ぐという点も。またセルロースファイバー自体は火災時に燃えても有毒ガスを発生しません。
(4)防音性…セルロースファイバーは防音性も評価されています。住宅に使うことで室内が静か・ピアノなどの音が外に漏れにくいなどもメリットです。二世帯住宅で音が気になる場合に、室内側の壁にセルロースファイバーを吹込み、防音性を高める方法もあります。
(5)環境に優しい…製造過程におけるCO2コストが他の断熱材に比べ圧倒的に低いといわれています。環境にも優しい断熱材です。米国では断熱材のシェアの中でNo1の材料です。