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【コラム】結露計算について
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【コラム】結露計算について
今回は結露計算についてご紹介します😊
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内部結露とは
「内部結露」という言葉をご存知でしょうか?
主に断熱材の部分で発生する結露のことで、木造の構造材(土台や柱など)を腐朽させる原因になります。
また断熱材が濡れることで断熱材のもつ本来の性能を発揮しなくなることもあります。(=建物の寿命が短くなる・耐震性が下がる・断熱性が下がる・壁紙などのカビの原因になる)
そこで内部結露のリスクを下げることが住まいを長持ちさせる上で大切になってきます。
結露計算とは
結露計算とは、壁を構成する建材の熱伝導率や透湿抵抗、室内外の温湿度条件(建築する地域の条件に合わせます:アメダス地点の建設地の最寒月における平均気温 相対湿度70%など)を元に、結露がおこるリスクを事前にシミュレーションする方法です。
ますかわホームでは物件ごとに結露計算を行い、内部結露のリスクを確認しています。
冬型結露と夏型結露
建物の寿命が短くなるなどのリスクがある内部結露には、冬型と夏型があります。
冬型結露…室内の湿気が壁を通過して中に入ろうとします。そのとき、外は寒いので耐力面材を貼る場合はその裏あたりで結露を起こすリスクがあります。
(そうならないために、一般的に室内側に防湿気密シートを施工して室内の湿気が壁の中に入らないようにします。)
夏型結露…夏は外が30℃を超えるなどと暑く、室内は冷房で20何℃というように温度差があります。外の湿気が壁の中に入ろうとしたときに、室内側の防湿気密シートの裏で行き止まりになり結露を起こすリスクがあるといわれています。
(そうならないために、屋外側に耐力面材を使う場合は湿気が入っても逃げやすい「透湿抵抗」の低い面材を使うのがベター。または行き止まりになりにくいように透湿可変シートを貼るなど。)
内部結露の考え方は、使っている工法・材料の種類によって変わるため、上記はあくまで一例です。
住宅会社によって内部結露についてどのように考えているか、どこまで考えているかは違います。気になる方は建てる前に住宅会社に確認すると安心です。
まとめ
実際の温湿度環境は定常ではなく非定常のため、結露計算をしたからといって絶対に内部結露をしないと言い切るのは難しいです。
また近年では、夏季の気温上昇・在宅時間の増加(室内の冷房時間が長くなる)により、従来ではあまり考慮されていなかった夏型結露のリスクも温暖地を中心に注目され始めています。
絶対という方法はないため、できるだけ内部結露のリスクを下げる方法をとるのがベターでしょう。