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【コラム】気密性について
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【コラム】気密性について
今回は気密性についての基本的な事項をご紹介します😊
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住宅の気密性について
近年住宅の高気密化が進んでいます。
気密性が高いということは、隙間が少ないので、冷暖房効率がアップします。
隙間が多いと、そこから換気計画外の空気が入ってきて、内部結露の原因になることもあります。
ですので住宅の気密性についてもしっかり検討しましょう。
気密性の表し方
住宅の気密性は「C値」という値で表されます。
その家の面積(大きさ)に対して、どの程度の面積の隙間があるかを表した数値です。
数字が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いと言えます。
一般的にC値=1.0以下であると高気密住宅と言えるといわれています。
C値の測り方

ますかわホームお客様宅の気密測定の様子
C値はUA値(断熱性の表記)と違い、一棟一棟を実際に測って出す「実測値」です。
住宅会社のチラシやHPにC値が載っている場合、あくまでモデル数値であることが多いです。
「C値〇.〇以下を保証」などと謳っている所は気密測定の実績も多く気密に対して詳しい会社かもしれません。
ますかわホームでは気密工事・気密測定に対応しています
ますかわホームでは断熱材にセルロースファイバーを採用しています。セルロースファイバー断熱の場合、邸別で結露計算を行う場合に防湿層を設けないことが可能です。(それにより、セルロースファイバーがもつ「吸放湿性」がより生かされ、室内が快適になるといわれています。)
そのため当社でも標準的には防湿層を設けていません。
ですがお客様からの需要の高まりを受け、ご相談・ご要望に応じて気密シート(または透湿可変シート)を施工し、より気密性を高める仕様も行っています。メリット・デメリットについてはお打合せの際に担当者にご相談ください。
気密測定を行った事例を紹介します。
【参考物件①概要】
建物:2階建て、約40坪
断熱:セルロースファイバー断熱
工法:テクノストラクチャー工法
気密工事:気密シート貼(外部に面する壁・天井)
C値:0.3(0.27)
αA値が37㎠と出ているので計算式により求めると、37㎠÷139.31㎡(測定した建物の実質延床面積)=0.27(C値)となります。

測定画面
【参考物件②概要】
建物:2階建て、約35坪
断熱:セルロースファイバー断熱
工法:テクノストラクチャー工法
気密工事:気密シート貼(外部に面する壁・天井)
C値:0.3(0.34)
αA値が39㎠と出ているので計算式により求めると、39㎠÷115.92㎡(測定した建物の実質延床面積)=0.34(C値)となります。