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「西川町の家」地鎮祭(R4.10.14)
2022年10月14日
設計士の木村です!現在工事中のお客様宅の現場状況をレポートします。
現場レポート
西川町の現場の様子。先日、地鎮祭を行いました!
土地を清め、土地の神様に住宅工事をする許可をいただきます。
滞りなく神事が終了しました。ロープで建物の外枠をつくっているので、お客様と建物位置の最終確認などをして地鎮祭終了です。
設計コンセプト
こちらが完成イメージです!大屋根のデザイン。
断熱性能を表すUA値は0.49、建築物省エネルギー性能表示制度BELSでは最高ランクの星5でした。
西川町といえば月山ですね。町の公式HPを見たら「ここは…日本一 雪のFULL里」と書いてありました。
調べてみると、月山朝日観光協会さんが「雪の活用日本一」を目指して活動に取り組んでいるようです。地域の特色を生かして魅力づくり、すてきです。
そんなわけで西川町は積雪が多いので(垂直積雪量は2m計算する地域です。※雪下ろしをする想定なら緩和規定もあります)屋根のてっぺんに三角形の「雪割(ゆきわり)」をつけて、雪は屋根から落雪するように設計。
私も大蔵村や最上町の物件を担当したときに雪割をつけました。雪割をつけると雪が自然にすべり落ちやすくなり、雪下ろしの負担も軽減されるそうです。
出身の八戸市(青森県)では雪割を見かけないので、へ~と思いながら上司に指導してもらった想い出があります。
ちなみに同じ青森県でも弘前市は北海道などと同じように無落雪屋根(ビルみたいな真四角の屋根の家)が多いんです。屋根に登るはしごが外壁に付ついている家もよく見かけます。雪国と一口に言っても県、さらには市町村(雪質も関係します)によって好まれる住宅デザインに特色があります。
玄関には風除室。室外機類は雪が積もることを考慮して高い位置に取付け予定です。
全国規模のハウスメーカーでは、東北地方など大きな括りで住宅仕様が決まっている場合もありますので
細かい地域の特性にまで合わせた家づくりができる点は、地元の工務店で建てるメリットの一つかもしれませんね。